医師、歯科医師、薬剤師に関しては2年に1回(1年おき)に厚生労働省が統計をまとめています。平成24年末時点で、薬剤師の有資格者数は約28万人で、男女別の内訳は男性約11万、女性約17万となっています。2年間で約3000人の増加がみられます。
施設の種別では「薬局」が最も多く約15万3千人です。増加傾向が続いています。次いで「病院や診療所」が約5万3千人ですが、平成8年以降、ほぼ横ばいとなっています。さらに、医薬品関連企業に約4万5千人、大学に約5千人、それぞれ従事していますがいずれも減少する傾向にあります。この他、保健所などの衛生行政機関や保健衛生施設に約6千人が属しています。
この中で、薬局と病院・診療所に従事する薬剤師の数を、人口10万人あたり都道府県別でみると、上位は徳島県、東京都、兵庫県、下位は沖縄県、青森県、福井県の順になっています。徳島県は約200人、沖縄県は約125人となっており、大都市と地方との間で格差がみられます。